原発の電気を新電力へ 経産省検討、小売り競争促す
という記事が日経に掲載された。
これに関して、いろいろと妄想を膨ら ますのも面白いとも思い、この記事を読んでどう思ったのかを今日は書いてみる 。
電力小売自由化にむけて新電力には電源(発電所)が無いことが大きな課題で、 電力を売ろうにも売れないという話はその通り。
その視点からみると、 原発の電力を新電力でも調達できるように卸市場に強制的に流しこむ制度であり、 新電力としては調達可能な電源の確保に大きく寄与するものとも考えられる。
一方、九電の川内原発1,2号機、関電の高浜原発3, 4号機が原子力規制委員会の新規性基準に合格し、前者は7月、 後者は11月の再稼働を目指しているニュースもあり、 なんとか原発再稼働の大義をつくりあげようとするようにも見える。
政府は原発稼働賛成であり、民意は脱原発との対立軸の中でこのニュースもその対立軸で議論したり、声高に叫んでみても結局はいままで通りの資本優先の考え方の世界で有耶無耶になっていくんだろ うなと思う。
原発VS再生可能エネルギーという議論は当然日本のエネルギーを どうするか?という論点にはなりうるし3. 11以降いろんな場所で議論されてきたと思う。
しかし、どうもなかなか決着が付かない。 議論させている事で有耶無耶にさせている何かしらの力が働いているのではないかと思うぐらいである。
ただ、 この議論を一歩引いてみると僕らが生きている社会ってこのままで良いのだろうか?という疑問が湧いてくる。
「資本や経済の発展が豊かさに繋がる」 それは本当だろうか。
僕らの子供たちやその子供たちの社会で最も価値が高い「豊かさ」 とはなんだろうか。
P.ドラッガーは、いまこの豊かさとは何か? という価値観が混沌とした状態をポスト
資本主義と呼んで2020年まで続くだろうと言った。
どんな社会になっているといいんだろう。そんな視点から原発、 再生可能エネルギーの
問題を見ると個人としてどう生きたらいいのか見えてきそうな気が している。
このテーマでいくつか本を読んでみようと思う。
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